平成22年度 生物機械工学実習(夏季集中実習)
(7月6日~7月9日 09:00~17:00)

 今回の実習を振り返って、4日ともに有意義に過ごすことが出来た。
講義では体験できないことばかりだったので生物機械工学に関する理解が深まった。
 乗用トラクタに関する実習では、トラクタの生産国、メーカー、製造年月によって特徴が異なることを実感した。外国製のものは座席からクラッチの距離が長く、乗りずらい印象が強い、やはり、日本製のトラクタの方が扱いやすいと感じた。また、ディーゼルエンジンでマニュアル操作の乗り物に乗ったのは初めてだった。ガソリンエンジンと違い、クラッチ操作が容易だった。
 圃場でのトラクタ操作で、プラウ・ハロー・ロータリ耕を始めて目にして、体験した。農地の開拓や整備の方法のイメージをつかむことが出来た。また、農業の機械化は人間に労力の軽減と時間短縮をもたらしたことを実感した。現在では、農業機械なしには世界中の人々の生活は成り立たないだろう。 ジャガイモの収穫によって農業機械による収穫方法を体験することが出来た。
機械がスムーズに動き続けたのに驚いた。ジャガイモや土が順調に流れ、不要な草や土の塊は埋まることなく排出された。機械の仕上がりの良さがわかった。
 ガソリンエンジンの分解・組み立てを行って、機械設計の完成度高さがわかった。すべての形状・部品に意味があり、何かが欠けてしまえばエンジンの調子に影響してしまう。分解・組み立てを行うときは、各部品・形状の役割を覚えながら行うと良い。
 牽引運転は面白かった。リンクの角度を考慮しつつ運転しなければならず機構学を実体験した感じだった。
 教員も充実しており、すぐに質問に答えてくれる状態だったので非常に満足だった。
ガソリンエンジンの数は足りていたので1人1個に分配してほしいと思った。
4日間どうもありがとうございました。

                                            生物資源学類   男性

牽引実習です

実習で使用するすべてのトラクタ(7台)についで路上での運転実習を行います

 平成22年度の生物機械工学実習の様子です。
例年同様トラクタの運転・作業機の脱着・圃場での耕起・整地・砕土・馬鈴薯の機械収穫・ガソリンエンジンの分解組み立て・ディーゼルエンジンのノズルテスト等の実習を実施しました。

使用トラクタ類は洗車します

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 非常にマイペースに進む集中実習で、個人的には良いと思った。しかし、人によっては、もう少しテキパキやってほしいというのではないかと思う。
 普段、車を運転している感覚とは大きく異なるものだった。運転免許を持っている人には是非、この集中をとって差を感じて欲しい。
 集中の数が多いので仕方ないことであると思うが、出来れば他の集中講義、実習と日程が被らないようにして欲しい。
 今回、人数が少なかったので、一人当りの運転時間が非常に長かった。来年度以降、人数が多かった場合はどうするのだろうと少し気になりました。
 機械工学の授業を受講してなかったからですが、エンジンの構造や内部の名称がほとんど把握できずにエンジンの分解・組み立てを行いました。事前に構造については映像で見せていただき良くわかりました。
これからも続けて欲しいです。

                                              生物資源学類  男性

実習に参加した学生さんの感想です

ガソリンエンジンの分解組み立て

馬鈴薯の機械収穫

プラウによる耕転・パワーハローによる整地・ロータリでの砕土

作業機の脱着はPTOの無い作業機・有る作業機・オートヒッチ使用の脱着を行います