森林総合実習2017(野生動物観察編)

今年も9月4日~8日にかけて、森林総合実習が行われました。

これまでは実習全般を通して記事にしていましたが、今年は〇〇編として実習内容ごとに紹介します。

実習初日は学生の皆さんが集合してオリエンテーション・安全講習を行った後、恵みの森構内の野生動物を撮影するための赤外線センサー自動撮影カメラを設置します。

藤岡先生からカメラの操作・設置方法や野生動物を引き寄せるための餌の置き方などの説明を受けた後にカメラの設置に向かいます。

一班3名の6班に分かれてカメラを設置するのですが、餌の置き方に各班の個性が出ていました。

餌のドックフードを広めに撒いたり、魚肉ソーセージを簡単に捕られないように麻ひもを巻いてみたり、垂れ下がった蔓を利用して麻ひもでぶら下げてみたりと各班が工夫を凝らします。

M2E57L185-185R370B330

恵みの森では、これまでシカ・イノシシ・キツネ・タヌキ・アナグマ・ハクビシン・テン・ノネコ・キジ等がセンサーカメラで撮影されているのですが、カメラの不具合で記録されていなかったり、魚肉ソーセージを簡単に捕られないように麻紐を巻いてみても動物が来なかったり、吊るした魚肉ソーセージが揺れ膨大なデータとなった割に動物が写ってなかったりと、各班の成果が様々でした。しかしイノシシ・アナグマ以外の動物が撮影されていて、全体的にはまずまずの成果でした。

M2E4L25-34R350B300

M2E1L0-12R350B300

M2E1L0-7R350B300

M2E1L0-4R350B300

M2E1L0-21R350B300

M2E33L108-110R390B311

M2E63L203-203R382B323

 

実習後半には川上演習林で、午前中に3班、午後に3班と分かれてヤマネの巣箱調査を行いました。

巣箱を点検する前に赤外線サーマルカメラで巣箱の温度をチェックします。

発熱のあった巣箱を開けてみるとヒメネズミが繁殖していました。

高所に架けた巣箱を下してみると、今度はヤマネが繁殖していました。

ヤマネが巣材を持ち込まないで巣箱を利用している個体もいて、簡易観察台に移してヤマネの行動を観察し、写真撮影をしました。

午前はヤマネが2頭、ヒメネズミが2頭、しかもそれぞれ繁殖個体がいて、これまでにない観察が出来ました。

午後は天気が崩れ今にも雨が強く降りそうな様子で心配しました。

しかし初っ端に高所架設の巣箱に発熱が確認され、ヤマネが入っていたので簡易観察台で観察・写真撮影しました。

そして立て続けに高所架設巣箱でヤマネが現れ、結果ヤマネが3頭、短時間に観察できました。

簡易観察台で観察していると雨が強く降りだし、予定よりだいぶ早かったですが事務所に戻りました。

以上、野生動物観察編でした。

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